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烏龍茶の世界(大陸篇)

  • yuri
  • 2021年5月10日
  • 読了時間: 3分

中国茶を改めて勉強して、今回は大陸烏龍茶。

中国の烏龍茶です。


烏龍茶は、奥がとっても深いと、

誰もが言いますが、本当にそうだなと思います。


意外にも中国=烏龍茶を飲んでいるという印象ですが、

実は緑茶が多いという事も驚きをもって知ったのですが、

烏龍茶の生産地は実は、代表的な所は2つの省、福建省と広東省がメイン。

もっと全土なのかなと思っていたので、これまた驚きでした。



福建省のお茶は、

有名な武夷山の岩茶、そして安渓の鉄観音など。

広東省のお茶は、

鳳凰山地域の鳳凰単叢がよく知られていますね。



まず飲ませていただいたのは、

安渓地域の烏龍茶

・安渓鉄観音(清香:ちんしあん)

・安渓鉄観音(濃香:のうしあん)

・安渓黄金桂


写真左から、

安渓黄金桂、安渓鉄観音(濃香、安渓鉄観音(清い香)


焙煎度合いのようですが、

濃香のものが、今回はとっても好きだなと。

トロピカルな、そして桃やあんずのような印象も、

しっかりコクと味も強めでぐっとおいしい鉄観音に思いました。

清香のものは、蘭の花のような風味と、まろやかなコクで

こちらは、瑞々しくながく飲めそうな印象。

鉄観音から感じられる、コクや華やかな風味を音韻というらしい。なんだか素敵。

音韻を感じてぜひ飲みたい。


黄金桂は、おだしを思わせるほどの旨味と、

優しい渋みを感じるお茶でした。



 

そして、つづいて

広東省は鳳凰山地域の烏龍茶

・鳳凰単叢 蜜蘭香

・鳳凰単叢 鴨屎香

・烏トン単叢 八仙


写真左から、烏トン単叢 八仙、鳳凰単叢 鴨屎香、凰単叢 蜜蘭香


鳳凰山も、山々の連なりで一つの山の名前ではなく、鳳凰地区以外のエリアの名前の付いた単叢もあることは初めて知りました。(領頭単叢・烏トン単叢)



ずーっと気になっていて、でも飲んだことのなかったお茶、

鳳凰単叢 鴨屎香。まさかこのレッスンで頂けるなんて。あまりにも香りがよくおいしいので、誰にもとられないようにわざとこの名前をつけたという由来も、なんだか気にならせるお茶。

トロピカルでアプリコットや梨のようなとにかく甘い香りに、ほのかな渋みの刺激が。

名前とは裏腹の、華麗にジューシーな風味です。

蜜蘭香はやっぱり濃厚な重みのある甘さ、最後の少し爽やかな酸味系はマスカットのよう。

八仙は、シルキーまろやかな印象と軽やかな渋みも穏やかなフルーティーさが上品にまとめる感じ。これまた初めまして。


 


最後は、岩茶の代表選手、

福建省武夷山地域の烏龍茶

・武夷岩茶 大紅袍

・武夷岩茶 肉桂

大紅袍はやっぱり温かみのある、やや塩味を感じるようなミネラル系のフルボディ。



肉桂はほっくり甘い印象。

ぬくもり系、からだ温まる岩茶で、

カラダの芯から温まります。



今日も新しい出会い満載の中国茶レッスン。

とっても幸せだったなぁ。




もっともっと烏龍茶も楽しめそうで、これまた幸せ。






Have a happy lovely teatime!!






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